LEVEL3.『スキャプラ・ハンギング』
懸垂の秘訣の一つ、それが肩を使って肩甲骨の動きをコントロールすることです。
スキャプラハンギングは、まさにその肩甲骨の可動性と制御力を向上させるためのエクササイズです。
多くの人が懸垂を行う際、肩が上がってしまいます。
これは広背筋の力が上手く使えないだけでなく、肩を痛める原因にもなります。このエクササイズで、懸垂時の正しい肩の位置を学びましょう。
やり方
- 通常のハンギング姿勢から始めます。
- 次に意識的に肩を下げ、耳から遠ざけます。肩を動かして「肩甲骨をお尻の方向に引っ張る」というイメージです。
- この状態を維持しながらぶら下がります。
課題『連続で30秒間ぶら下がり続ける』
最初は「肩を下げる」という感覚が分かりにくいかもしれません。でも、練習を重ねるうちに、徐々にコツがつかめてきます。
目標は30秒間。これができるようになると、懸垂の際の肩の使い方が格段に良くなります。